今年度は、北区の文化にスポットをあててご紹介します。
◆荒川下流域の歴史と繁栄を見守り続ける赤水門
旧岩淵水門、通称「赤水門」は1910年の大洪水をきっかけに作られた荒川放水路とともに、1924年の竣工以来、人々の暮らしを洪水の脅威から守り続けてきました。
現在、旧岩淵水門(赤水門)は、新たな岩淵水門(青水門)に役割を引き継ぎ、2009年には「近代化産業遺産」に認定されました。また、大きな荒川の流れと豊かな緑が作り出す旧岩淵水門からの眺めは北区を代表する景観10選にも選ばれています。
1998年3月に開館した荒川知水資料館(amoa)は地域住民の歴史学習や情報交流の場として多くの人々に親しまれてきました。今年、開館20周年を迎えた荒川知水資料館では、旧岩淵水門の歴史や難航を極めた荒川放水路工事、そしてその建設に尽力した人々の姿について深く知ることができます。これからも荒川知水資料館は、荒川とともに歴史を刻み、訪れる人に歴史を伝えていくことでしょう。
当時の人々と荒川との関わりを学んだ後は、知水資料館近くの荒川河川敷へぶらりとでかけてみてはいかがでしょうか。旧岩淵水門の開放感ある眺めも、いつもと違って見えるかもしれませんね。
問合せ:広報課【電話】3908-1102
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