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今年度は、北区に息づく渋沢翁の足跡や関連施設についてご紹介します。
◆音無橋
渋沢栄一翁が建築・開通を支援したと言われる音無橋。王子権現傍に渡したアーチ型鉄筋コンクリート橋で、昭和4年12月に起工し、同6年1月に竣工されました。
2019年には北区景観百選にも選ばれており、桜の名所である橋のたもとの音無親水公園や近くの飛鳥山公園とともに、自然豊かなこのエリアは多くの区民に愛されています。
音無橋の開通当時、橋が現在架かっている場所は、昔の王子村と滝野川村が音無川を挟む形で分かれており、村を行き来するためには遠回りした上に飛鳥山を上り下りする必要がありました。そのため飛鳥山に邸宅を構えていた渋沢翁は、両村を結ぶための架橋に経済的な支援を注いだと言われています。
今回音無橋を取材してみると、昔の橋周辺の様子を模したと思われる銅板プレートや、王子駅や王子の街並み、石神井川を一望できる展望スペースなど新しい魅力も発見出来ました。
是非、実際に音無橋を訪れて、渋沢翁が見たであろう風景を想像しつつ、今の自然豊かで魅力にあふれた風景も楽しんでみてください。
場所:王子1-1
問合せ:シティプロモーション推進担当課
【電話】3908-1364
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