食中毒の原因となる細菌は、暖かく湿気が多くなる梅雨から夏にかけて増殖します。中でも、牛肉や鶏肉などに付着する「腸管出血性大腸菌(O157など)」や「カンピロバクター」には注意が必要です。以下のポイントに気を付けましょう。
(1)加熱不十分な肉を食べない
生の肉は高い確率で食中毒の原因菌に汚染されています。新鮮だから生でも安全ということはありません。とりわさ、レバ刺し、ユッケなど加熱不足の肉を食べたことによる食中毒が多発しています。肉を生や半生の状態で食べないようにしましょう。
(2)よく焼く
肉に付着している食中毒菌はよく焼くことで死滅させることができます。中の色が完全に変わるまでよく焼きましょう。中心の温度が75℃で1分以上加熱することが必要です。
(3)肉の菌を他につけない
肉を焼くときは専用の箸やトングを用意しましょう。生肉の調理に使った包丁やまな板は中性洗剤で洗い、熱湯や漂白剤で消毒してからほかの調理に使いましょう。また生肉を触った後は、石けんを使って手を洗いましょう。
問合せ:北区保健所生活衛生課食品衛生担当
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