今年度は、北区の文化にスポットをあててご紹介します。

◆今も昔も人々の憩いの場～音無親水公園～
王子駅から少し歩くと大きなアーチ橋がかかっています。これは音無橋といって1930年、東京府によって石神井川にかけられたものです。石神井川は、北区付近では別名『音無川』として親しまれ、古くから春の桜、夏の滝浴み、秋の紅葉と行楽の名所、景勝の地でした。戦後の改修工事でJR王子駅近くは旧流路となり、橋の下はせせらぎが流れる音無親水公園として整備されました。音無親水公園は、音無川を再現した公園で、日本の都市公園100選にも選ばれ、今も昔と変わらず、お花見や水遊びで賑わう人々の憩いの場として親しまれています。園内には、かつてあった「権現の滝」、木橋の「舟串橋」が再現され、水車や行灯も置かれています。
また、例年桜の開花の時期に合わせ、「桜ライトアップ」が開催されます。開花し始めた桜や舟串橋がLEDライトによって鮮やかに照らされるとともに、眼下の流路は水の流れを表現した水色のライトで彩られ、江戸情緒ただよう幻想的な空間を楽しむことができます。
四季折々、人びとを楽しませてくれる音無親水公園へぶらりと散歩をしてみませんか。

問合せ：広報課
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