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未来を担う若者たちへ~伝え・継ぐ 文化・芸術~-2-

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東京都北区

◆日本舞踊教室〔松島金昇(北区日本舞踊連盟理事長)監修〕
○藤間さくら女(め)先生
藤間流名取師範
北区日本舞踊連盟理事
NOSSインストラクター

▽先生から子どもたちへ
日本舞踊は、礼に始まり礼に終わる日本人ならではの作法や精神が学べます。さらに、美しい日本の音を聴く耳を育て、四季折々の情景を表現する美しい所作が身につきます。幼少期の豊かな感受性には、いつも目を見張ります。まるでスポンジのような吸収力でお稽古に励みます。あでやかな着物に目を輝かせながら、日本の調べにあわせて踊る子どもたちは、日本の美しさそのものです。

○花柳太之路(はなやぎたのじ)先生
日本舞踊協会会員
北区日本舞踊連盟理事
花柳太之路日本舞踊教室主管

▽先生から子どもたちへ
日本人が自国の文化に誇りを持つことは大切なことだと思います。その文化の一つ日本舞踊は、見えないものを演じ、感じてもらう楽しいものです。日本文化に触れ和の持つ穏やかさ、優しさ踊る楽しさ、自分で着物を着る、礼に始まり礼に終わる、当たり前のことがお稽古を通して出来る様に、そして、日本舞踊から無限に広がる楽しさを一人でも多くの方に知ってもらいたいです。桜の木も喜びが花になって表れるそうです。私は子どもたちが色々な希望をもってそれぞれに可愛い花を咲かせ欲しいと願っています。

▽教室の紹介
日本舞踊の立ち居振る舞いや扇子の使い方を初歩から学びます。お辞儀などの礼儀作法も身に付けることができます。

◆落語教室
○三遊亭圓馬(さんゆうていえんば)先生
昭和63年 三代目橘ノ圓(たちばなのまどか)に入門
平成14年 真打昇進と同時に5代目三遊亭圓馬を襲名する
現在 落語芸術協会所属 真打

▽先生から子どもたちへ
子ども落語教室では、中学生と小学生の生徒さんが練習しています。1年も経たぬうちに皆さんとても上達しました。発表会にも十分間に合いそうです。落語は誰でも覚えることができて、色々なことが表現できます。いろんな人物を演じます。とても世界が広がります。そして演じる自分が楽しくて、聞く人も楽しくしてくれます。ぜひ、落語教室に来てみてください。新しい面白さを見つけることができるでしょう。

▽教室の紹介
師匠の口伝えで噺(はなし)を覚えていきます。手ぬぐいや扇子を使った仕草も師匠自ら指導してくれます。
・落語の内容や声だけでなく、細かいしぐさ・動きも指導してくださるので、勉強になります。

◆彫塑教室〔川崎普照(日本芸術院会員)監修〕
○川崎義昭先生
平成18年・20年 日展特選
現在 日展会員、白日会会員、日彫会運営委員出版広報主任、北区美術会常任委員

▽先生から子どもたちへ
楽しい樹になろう
楽しそうな人の周りには、楽しそうな人が集まっています。教室には、楽しそうな樹がたくさん集まっています。樹は、太陽・水分・養分などで大きく成長します。樹と同じ様に、子ども達は、教室という空間、時間をいただいて作品という実を作ります。作品作りは、何回もチャレンジするため、我慢することも多々ありますが、出来上りの喜びが、それを上回ると信じております。みんなで楽しい樹になろう。

▽彫塑とは…
粘土で作る彫刻のこと。粘土で作ったものは割れてしまい保存できないので、石膏取りをして石膏像やブロンズなどの作品にします。

▽教室の紹介
石膏像や写真をよく観察しながら粘土で形を作っていきます。粘土で制作したあとは石膏取りをして、石膏像に仕上げます。
・いつも、思いきり粘土をこねたりできて楽しいです。
・小学生の頃から教室に参加しています。当初は純粋に楽しそうと思って入りましたが、今では、楽しいだけでなく、型のとり方など実践的なことも学べているので、とても充実しています。
・製作に入りこんだときの「無」になる感じが好きです。

◆雅楽教室
○笹本武志先生
雅楽演奏家
NYコロンビア大学雅楽プロジェクト講師
著書に「はじめての雅楽」がある。

▽先生から子どもたちへ
歌から始まる雅楽のレッスン。最初はなかなか声が出ませんが、歌えてくる頃には楽器も吹けるようになります。3年も経てば管楽器のほかに、3つの打楽器も打てるようになり、やる気次第で琵琶・箏も学べます。1200年続く世界最古の音楽を習うことは、将来、世界に出た時にきっと自分のアイデンティティの芯になります。子ども教室の貴重な機会をぜひ体験してください。

▽雅楽とは…
平安時代から続いている日本最古の音楽。管楽器、弦楽器、打楽器で合奏する形式が現在までそのまま受け継がれていることから、「世界最古のオーケストラ」とも言われています。寺社でよく耳にすることができます。

▽教室の紹介
龍笛(りゅうてき)か篳篥(ひちりき)を選んで練習していきます。太鼓などの打楽器も同時に習得していきます。発表会では装束衣装(狩衣)を着て演奏します。
・学校からココキタの広告をもらって興味があったので入りました。初めは指使いが難しく大変でした。音もだいぶ出るようになったのがうれしいです。

◆発表会
当日、直接会場へお越しください

▽子ども芸術劇場
日本舞踊教室・落語教室・雅楽教室の生徒たちが成果を披露します。
日時:3月24日(日)午後1時30分開演予定
場所:北とぴあつつじホール

▽子ども芸術ギャラリー
彫塑教室・鍛金教室の生徒たちの制作作品を展示します。
日時:3月14日(木)~4月6日(土)午前9時~午後8時
場所:ココキタ2階オープンギャラリー・アトリエ

○平成31年度子ども文化教室生徒募集、申込受付中!
参加条件:区内在住、在学の方。対象年齢は教室によって異なります。詳しくは今後の北区ニュースもしくはホームページをご覧ください。

=以下、共通=

問合せ:ココキタ(公財)北区文化振興財団
【電話】6338-5711 (月曜休館)
【HP】https://kitabunka.or.jp/about/culture_class/

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