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9月24日~30日は結核予防週間です

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東京都北区

●結核の症状とは?
□2週間以上続く咳
□痰
□発熱・微熱
□体がだるい
□食欲がない
□体重が減った
結核の初期症状は風邪と似ていますが、症状が目立たない場合もあり、発見が遅れることもあります。

●結核ってどんな病気?
結核は、結核患者の咳やくしゃみのしぶきに含まれる結核菌を吸い込むことで感染します。多くの場合は、菌を吸い込んでも体の抵抗力により追い出されますが、菌が追い出されずに体の中に残ることがあります(感染)。結核に感染しても、すべての人が発病するわけではありませんが、発病すると結核菌が活動を始め、体の中で増殖します。病気が悪化し、結核菌が咳や痰とともに空気中に吐き出されるようになると、人にうつすことがあります。

●結核は治ります!
結核は、早期に適切な治療(多くは6~9カ月)をすれば治癒し、周囲への感染も防げます。ただし、内服を中断したり、飲み忘れたりすると、症状が悪化するだけでなく、薬が効かない菌になり(耐性菌)、治療が難しくなってしまいます。

●結核は過去の病気ではありません
結核は年々減少傾向にありますが、平成28年には年間1万7,625名の患者発生があり、1,889名が結核で亡くなっています。都内では平成28年に年間2,340名の患者発生がありました。

●北区は全国と比べ結核が多いです!
北区では、平成28年に年間91名の方が新たに結核を発病しています。患者数は緩やかに減少していますが、依然として罹患率(1年間に人口10万人あたりの発症した患者数)は26.4と全国平均(13.9)の約2倍です。23区の中では4番目に高い罹患率となっています。保健所では、結核と診断された方の治療の支援と周囲の方の健康診断、正しい知識の普及などを行っています。正しい知識を持ち、ご自身や周囲の方の健康を守りましょう。

●大事なことは?
結核は、誰もがなりうる病気です。予防のためには、普段から健康的な生活を心がけ、咳や痰など風邪症状が長引いていると感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。また、赤ちゃんは抵抗力が弱いため、結核菌に感染すると発病・重症化しやすいので、生後5~7カ月の間にBCGの予防接種を受けましょう。近年若い世代では、結核罹患率の高いアジア諸国から入国した外国籍の患者が増加しています。また、80歳以上の高齢者は、特に結核を発病するリスクが高いと言われています。
区では結核の早期発見・早期治療につなげるために、75歳以上の方が対象の「後期高齢者健康診査」で胸部エックス線検査を実施しています。健診期間は10月までですので、まだ受けていない方は、この機会に健診を受けましょう。

問合せ:[後期高齢者健康診査について]健康推進課コールセンター【電話】3908-9034
問合せ:[結核全般について]北区保健所保健予防課結核感染症係(東十条2-7-3)【電話】3919-3102

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