今年度は、北区の文化にスポットをあててご紹介します。

◆みんなの避暑地!名主の滝
厳しい暑さが続く8月、ぶらり散歩には名主の滝公園がおすすめです。
出発は王子駅。10分ほど歩いた先にあるこの公園は、東京の街中とは思えないほど木々が生い茂り、暑い夏でもひんやりと涼しい絶好の避暑地となっています。園内にある池には生き物が暮らしており、自然を楽しむことができます。
もともとこの公園は、江戸時代に王子村の名主「畑野孫八」が屋敷内に滝を開き、避暑のための施設として一般開放したことがはじまりで、名主の滝の名前の由来にもなっています。明治時代に、畑野家から貿易商である垣内徳三郎の所有となり、庭石を入れ、渓流をつくり、趣きのある庭園として一般の利用に供しました。
「名主の滝」は、都内でも有数の落差8メートルの「男滝」を中心に「女滝」「独鈷(どっこ)の滝」「湧玉(ゆうぎょく)の滝」の4つの滝からなります。王子近辺にはかつて「王子七滝」と呼ばれる七つの滝がありました。このうち唯一現存するのが「名主の滝」です。
滝のそばでマイナスイオンをたっぷり浴びて、自然のクーラーのなかで涼をとるのはいかがですか。都会の喧騒を離れ、豊かな自然を満喫すれば、リフレッシュできること間違いありません。
※現在は男滝のみ稼働しています

問合せ：広報課【電話】3908-1102