去る3月上旬、北区職員2名が生活保護費を区から不正に支出させて着服するという事件が発覚しました。このような行為は、区職員としてあるまじき行為であり、区民の皆さまの信頼を著しく損なうものです。改めて区民の皆さま並びに関係各位に心から深くお詫び申し上げます。
私は、不祥事を起こした職員の任命権者であり、区の最高責任者である区長として、事件の責任を重く受け止め、自らの給料の50パーセントを3か月間減額することとしました。あわせて、副区長及び教育長の給料を減額することになりました。これらにつきましては、第2回北区議会定例会に、特別職の給料を減額する条例案として提出し、可決されました。
また、事件をおこした職員を6月22日付で懲戒免職とするとともに、既に退職している職員については、懲戒免職相当とすることとし、退職手当の返納を求めてまいります。あわせて、不正支出に関わった時期に両職員を管理監督していた者に対しては、減給等の処分を行いました。
現時点では、事件の全容が明らかになっていないため、引き続き、内部調査を徹底するとともに、外部有識者等による再発防止検討委員会を設置して、本年9月までに、事件の原因究明と再発防止策の検討結果をお示しできるよう全力で取り組んでまいります。
北区長 花川與惣太
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