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花*みどり やすらぎコーナー

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東京都北区

おたまじゃくしのその親は?

早春に公園や学校などの池で見られるおたまじゃくし。ゆらゆらと泳ぐ姿は老若男女を笑顔にする春の風物詩です。区内で代表的に見られるのが「アズマヒキガエル」。いわゆる別名ガマガエルで、2月下旬から3月上旬にかけて池に集まり、ゼリー状の管に包まれた数千個もの卵を産みます。それでは、その親ガエルの姿をご覧になったことはあるでしょうか。
カエルと言えば水の中…と思いきや、実はそのすみかは陸の上。アズマヒキガエルは夜行性で、昼間は落ち葉や鉢植えの下など私たちの身近な場所で休んでいます。気温が低い今頃は休眠中ですが、暖かい時期、特に真夏の夜には街灯の下で昆虫を探し佇む姿に出会うこともあります。
5月下旬から6月になると一斉に上陸する子ガエル達。はじめは大きさ1cmほどですが、乾燥や天敵から身を守り生き延びたものは10cm以上にもなります。この春はその成長を想像しながら、おたまじゃくしを観察してみてはいかがでしょうか。

みどりと環境の情報館

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