ノロウイルスによる食中毒は毎年冬場に多く発生しています。
●感染すると?
24~48時間程度で症状があらわれます。吐き気やおう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続きます。乳幼児や高齢者は重症化する場合があるため特に気を付けましょう。
●予防3原則
(1)食品に付着させない
○調理前に手を洗う
ノロウイルスは非常に小さいウイルスです。特に指の間、手のしわなどは注意しましょう。
○体調不良時の調理に注意する
感染した人の便に含まれるウイルスが、少しでも口から入ると他の人にも感染します。感染が疑われる時はできるだけ調理を控えましょう。どうしても調理の必要がある場合は、手から食品に着けないよう注意し、サラダなどの加熱しない食品の調理は控えましょう。
(2)死滅させる
○よく加熱する
カキなどの二枚貝はウイルスが付着している可能性があります。しっかり加熱しウイルスを死滅させましょう。中心部が85~90℃の状態で、90秒以上の加熱が必要です。生食はできる限り控えるようにしましょう。
○調理器具の洗浄・消毒をする
洗剤などで十分に洗浄後、次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤などで消毒しましょう。アルコール類による消毒は効きにくいため注意しましょう。
(3)拡げない
○患者のふん便・吐物を適切に処理する
ノロウイルスはヒトの小腸で増えるウイルスです。そのため患者のふん便・吐物には大量のウイルスが含まれています。家庭で吐物を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用しペーパータオルなどで静かにふき取り、吐物が触れた部分は上記のような漂白剤などで消毒しましょう。
問合せ:北区保健所生活衛生課食品衛生担当
【電話】3919-0726
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