日時:10月27日(土)~12月9日(日)午前10時~午後5時 ※毎週月曜休館
場所:同館特別展示室・ホワイエ
平成27年に王子四丁目在住の元フリーカメラマン西山英明氏が撮影した1系統(上野駅前・品川駅前)など都電銀座線の終焉に関する展示会「都電残照’67」を催しました。その後、同氏から新たに提供を受けた大量の白黒ネガフィルムの中に19系統(王子駅前・通三丁目)と32系統(荒川車庫前・早稲田)が少なからず含まれていることが判りました。そこで、区内を走行していた両系統に焦点を当て再び展示会を催します。本展では、原板から直接焼いた全紙大のパネルを80点展示するとともに、沿線を示した地図や両系統で使用された都電器具類などもご覧いただけます。撮影は全て昭和43年(1968)にされました。
世相的には小笠原諸島返還や川端康成のノーベル文学賞受賞などで知られていますが、北区では米陸軍王子病院の反対デモが激化し、王子周辺は極めて騒然としていました。そうした最中、公園が整備され石神井川の隧道も竣工した飛鳥山付近や王子駅前・西ヶ原などの界隈で撮られた都電の写真が今回の主役です。秋色深まる飛鳥山でちょうど50年前にタイムスリップしてみるのはいかがでしょうか。
◆関連事業
(1)学芸員によるフロアレクチャー
日時:10月28日(日)、11月11日(日)いずれも午後2時~3時
場所:同館特別展示室
内容:担当学芸員が展示の要点を解説します。
定員:30名(先着順)
申込み:当日、直接会場へ ※当日午後1時から会場受付で整理券を配布します。
(2)映像企画「都電の記憶」
日時:12月9日(日)午後2時~4時
場所:同館講堂
内容:都立多摩図書館フィルムライブラリー所蔵で東京都映画協会製作による次の3本の記録映画を鑑賞するとともに、担当学芸員との対談形式で講師から当時の撮影話を詳細に伺います。
記録映画:
(1)昭和40年(1965)「都電物語」13分
(2)昭和45年(1970)「わが道をゆく-都電32系統-」16分
(3)昭和58年(1983)「都電荒川線」11分
講師:元フリーカメラマン 西山英明氏
定員:80名(抽選)
申込み:(ア)往復はがき(記入例参照)または(イ)電子申請で、(ア)11月29日(木)(イ)28日(水)午後5時(いずれも必着)まで
※(イ)についてはお問い合わせください。
=以下、(1)(2)共通=
問合せ・申込先:〒114-0002 王子1-1-3 飛鳥山公園内 北区飛鳥山博物館
【電話】3916-1133
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