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花*みどり やすらぎコーナー

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東京都北区

木の冬越し

冬になって葉を落とした木の枝をよく見ると、小さなつぼみのような形をしているところがあります。これは「冬芽」です。春に新しい葉や花になる芽がしまわれている部分です。
冬芽の表面は、硬い鱗片が重なり合っているもの、周りが毛で覆われたもの、粘液で固められたものなどがあります。どの冬芽も、ギュッと小さくなること、丈夫な覆いをすることなどによって、大切な芽を寒さや乾燥から守っているのです。
動物は移動や冬眠をして寒さをしのぎます。草はタネを作って春が来るのを待ちます。しかし、自分の意思で動くことができず、冬の間も枯れない木は、じっと寒さに耐えなくてはなりません。冬芽は、そんな木が冬越しをするための工夫の1つなのですね。
日本には四季があり、身近な自然観察を通して生き物の工夫や自然のしくみを知ることができます。寒い冬は家に閉じこもりがちですが、晴れた日は外に出て、冬の木にも目を凝らしてみてください。

みどりと環境の情報館

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