動物愛護週間 9月20日(水)~26日(火)
ペットは日々の暮らしに安らぎを与え、命の大切さを教えてくれます。
一方、早朝、夜間の鳴き声や路上のフンと尿の不始末、飼い主のいないネコへの無責任な餌やりによる数の増加などで住環境は悪化し、近隣に多大な不快感を与えます。
動物への愛情だけではなく、近隣の方々に配慮した適正飼養をしましょう。
なお、保健所では、動物の生体・死体の保護・回収を行っておりません。
●ペットを飼う前に
ペットを飼う前に家族で考えましょう。
「可愛い」だけではペットは飼えません。法律で、動物がその命を終えるまで適切に飼養すること(終生飼養)とされています。
・ペットが飼える住居ですか
・鳴き声やトイレなど近隣に迷惑をかけないよう動物のしつけができますか
・愛情と責任を持って最期まで適正に飼えますか(犬、ネコは15年、大型のインコやカメは20年以上と言われています)
・ペットを飼い続けることが困難になった時に譲渡先を見つけることができますか
■犬
[犬の飼い主さんへのお願い]
●犬に無駄吠えさせない
犬の鳴き声は自宅より隣の家へよく響くことがあります。
飼育場所を良く選び、無駄吠えしないようにしつけましょう。
●フン・尿の始末を
散歩前のトイレを習慣づけましょう。もし散歩中にしてしまったら…
・フンは必ず持ち帰りましょう。フンは、新聞紙等を敷いた上にさせると、コンクリート等の溝にフンが残らないので、清掃の負担が軽減されます。
・オシッコは、直ちに水で洗い流し、ふき取ってください。近隣の方々への悪臭等の迷惑に配慮をしてください。
●放し飼いはしない
犬の放し飼いや外出の際に犬を放すことは禁止されています。
また、犬を柵などにつないで犬から離れるのは絶対にやめましょう。
■ネコ
[ネコの飼い主さんへのお願い]
●ネコは屋内で飼いましょう
交通事故や失踪、伝染病の感染を防止し、安心して飼うためにもネコは室内で飼いましょう。
●身元表示をしましょう
ネコが迷子になっても身元が分かるようにしておきましょう。
●不妊去勢の手術をしてください
発情期の鳴き声が抑えられ、マーキングの臭気もなくなります。
●飼いネコを捨てないでください
飼い主のいない不幸なネコが増える原因です。
[飼い主のいないネコに餌を与えている皆さん・ネコでお困りの皆さんへのお願い]
ネコは1年間に平均2回出産し、1度に5~6匹の子ネコを生みます。次の出産時期には、母ネコと雌の子ネコが出産します。
餌を与えれば排泄するので、ご近所の方の迷惑になります。
お困りの方から捕獲の依頼が多く寄せられますが、行政ではネコを捕獲することはできません。
飼い主のいないネコに餌を与える場合は、次のことを守り、ご近所の方々のご理解とご協力を得てください。
1)支障のない場所で餌を与え、ネコが食べ終わったら食べ残しや容器は片付けてください。
放置するとカラスやねずみなどの餌になることに加え不衛生で悪臭の原因ともなります(公共施設や公道、他人の敷地内は避けてください)。
2)土地の所有者・管理者の了解を得て、ネコトイレを作り清掃をしてください。また、周辺地域のフン・尿の清掃をしてください。
3)不妊去勢手術をしてください。
※北区では、予算の範囲内で飼い主のいないネコの不妊去勢手術費の助成をしています。
また、不妊去勢手術の実施ために要件を限定してネコの捕獲器を貸出ししています。
詳しくは、お問い合わせください。
問合せ:北区保健所生活衛生課生活衛生係TEL/3919-0431
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