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平成28年度 下半期10月~3月 北区の財政状況

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東京都北区

区は、福祉や教育、まちづくりなど区民の皆さんの日常生活に密着した、さまざまな仕事をしています。その費用は、区民の皆さんに納めていただいた特別区民税や国・都支出金、特別区交付金、特別区債などでまかなわれています。これらの収入がどのくらいで、どのような仕事に使われたか、また、区の財産、特別区債の状況がどのようになっているかを知っていただくため、毎年2回、財政状況の公表を行っています。
今回は、平成28年度下半期(10月~3月)の財政状況についてお知らせします。
問 財政課 TEL (3908)1105

◯平成28年度 予算の概要
「区民とともに」の基本姿勢のもと、北区の将来を見据えて、「地域のきずなづくり」と「子育てファミリー層・若年層の定住化」の2つの最重要課題について積極的に取り組むため、3つの優先課題を中心として事業のレベルアップを図るとともに、本格化するまちづくりの一層の推進や、平成28年3月に策定した「北区版総合戦略」の実現に向けて、新たな施策を構築しました。なお、平成28年度は、北区制70周年の節目の年でした。この記念の年に、北区が目指すべき将来の方向性をしっかりと見据え、「人が輝く、まちが輝く、未来が輝く ふるさと北区」の実現に向けて、機を逃さず実行力を発揮し、力強く踏み出す積極的な予算としました。

◯補正予算
平成28年度下半期に区議会で可決された補正予算の主
な内容についてお知らせします(△は減額)。
■11月<一般会計>
●庁舎営繕費増額 2,450万円
第一庁舎2階の空調機の更新による増額

●留守家庭児童対策費増額 398万円
学童クラブの新設及び定員拡大に伴う物品等の購入経費の増額

●特別区全国連携プロジェクト関連事業費 100万円
助成金を活用し、岩手県との連携事業を実施

●学校改築事業費(中学校)増額 5,668万円
浮間中学校の改築に伴う仮校舎の整備による増額

■11月<特別会計>
国民健康保険事業会計
●一般管理事務費増額 5,253万円
高額療養費及び高額介護合算療養費の算定誤りに係る追加支給の時効到来分に対する賠償金及び遅延損害金を計上

介護保険会計
●一般管理事務費増額 1,398万円
高額介護サービス費の算定誤りに係る追加支給の時効到来分に対する賠償金及び遅延損害金を計上

■2月<一般会計>
●都市型軽費老人ホーム整備費補助事業費 1億6,620万円
社会福祉法人等が設置する都市型軽費老人ホームの整備費及び開設準備経費の一部を補助

●障害者福祉施設用地取得費増額 990万円

●仮称滝野川三丁目公園用地取得費増額 1億6,976万円

●仮称区営シルバーピア滝野川三丁目用地取得費増額 1億7,795万円
国からの価格提示にあわせた増額

●臨時福祉給付金等事業費減額 △1億8,763万円

●生活保護法に基づく保護費減額 △3億3,159万円

●十条駅西口市街地再開発促進事業費減額 △4億6,220万円
事業の進捗状況にあわせた減額

■2月<特別会計>
国民健康保険事業会計
●給付見込みにあわせた予備費の減額など △9億6,683万円

介護保険会計
●介護予防・生活支援サービス事業費減額など △1億1,733万円

後期高齢者医療会計
●健康診査費減額など △4,054万円

◯平成29年度 当初予算
中心となる一般会計予算は、1,468億2,000万円、対前年度比1.4%の減となりました。特別会計を含めた予算総額では、2,317億444万5千円で、対前年度比0.2%の減となりました。
詳しくは、北区ニュース4月20日号の予算特集記事をご覧ください。

◯平成28年度 予算の執行状況( 平成29年3月31日現在)
収入済額・支出済額は、平成29年3月31日現在のもので、出納整理期間(平成29年4月1日~5月31日)の数字は含まれません。そのため、最終的な決算額とは異なります。

一般会計
予算現額には、平成27年度からの繰越明許費(※)が含まれています。
※繰越明許費とは、歳出予算のうち、経費の性質や予算成立後の何らかの理由で、その年度内に支出が終わらない見込みがあるものについて、議会の議決を得て翌年度に繰り越して使用できる経費をいいます。

特別会計

区民負担の状況
平成29年3月31日現在の特別区民税(現年課税分)の調定額(区が収入すべき金額)から区民の皆さんの一人あたり、一世帯あたりの負担額を計算すると、次のようになります。

特別区民税の負担額
一人あたり 73,839円
一世帯あたり 133,467円

区の財産
区民の皆さんが利用する公園、学校、保育園、図書館、区民センターなどの土地、建物や有価証券などをいいます。

基金の状況
基金とは、特定の目的のために積み立てている区の貯金のことです。基金の現在高(平成28年度末見込)は529億9,820万5千円です。このうち、年度間の財源調整を図るための財政調整基金と減債基金、施設建設基金、まちづくり基金、学校改築基金を合わせた5基金の合計は、511億4,820万5千円です。

特別区債の状況
学校の改築や区民センター等の施設建設、公園の用地取得などは一時に多額の費用を必要とします。これらの施設は、区民の皆さんが長期にわたって利用するものです。そこで、財政負担の年度間調整を図り、その費用を将来の区民の方々にも負担していただくという考えのもと、国や民間からの資金を長期に借り入れることがあります。これを「特別区債」といいます。
特別区債の借入残高(平成28年度末見込)は、277億6,257万6千円です。

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