インフルエンザは冬に流行します。今年もこれからの季節、インフルエンザの流行に十分注意が必要です。

◆インフルエンザの症状とは?
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症です。普通のかぜはのどの痛み、鼻汁、せき、くしゃみなどの症状が中心で、一般的に軽症です。
一方、インフルエンザの場合は悪寒、倦怠感、38度以上の発熱、筋肉痛などの全身症状が強く、併せて、のどの痛み、鼻汁、せきなどの症状も見られます。これらの症状は通常2～3日続きますが、場合によっては5日を超えることもあります。
さらに、高齢者や乳幼児では肺炎や脳炎などを合併することもあります。早めに受診しましょう。

◆医療機関を受診するとき
受診の時は、マスクをつけましょう。できれば、事前に電話を入れて症状を伝えたうえで、医療機関の指示に従って受診しましょう。

◆個人でできる予防策
予防のポイントは「手洗い」と「せきエチケット」そして「ワクチンの接種」です。さらに、十分な睡眠、適度な運動とバランスの良い食事、こまめな室内の換気と湿度(50～60%)を保つ、人ごみへの外出を控える、マスクを着用するなどを心がけましょう。
〇手洗い
インフルエンザウイルスが付着したものをさわった手で、口や目、鼻の粘膜をさわることで感染する可能性があります。汚れが残りやすい指の間や指先、爪の間を意識して手洗いを励行しましょう。
〇せきエチケット
感染した人のせき、くしゃみによってウイルスが飛び散り、それを吸い込んで感染します。せきやくしゃみの症状があるときは、マスクをしましょう。マスクをしていない時にせきやくしゃみが出る場合は、口や鼻をティッシュやハンカチなどで覆うようにしましょう。
また、使用済みのティッシュはごみ箱にきちんと捨てましょう。

問合せ：[インフルエンザについて]北区保健所保健予防課結核感染症係 TEL/3919-3102

◆ワクチンの接種
10月からワクチン接種が始まりました。流行前に重症化予防のためワクチンを受けましょう。
65歳以上の方は、高齢者インフルエンザ予防接種を受けられます。自己負担は2,500円です〔72歳以上の方(昭和21年3月31日以前に生まれた方)または接種対象者のうち生活保護を受けている方は、自己負担が免除されます〕。

問合せ：[高齢者インフルエンザ予防接種について]健康推進課コールセンター TEL/3908-9034