■不用品を買い取ると言ったのに貴金属を買い取られた!
自宅で物品を買い取ってもらう際の訪問購入に関する相談が消費生活センターに寄せられています。特に60歳以上の高齢者の割合が全体の約7割を占めているのが特徴的で、中には終活でまとまった不用品を処分する際にトラブルにあうケースもみられます。
このようなトラブルの拡大を防ぐため、平成25年2月に特定商取引に関する法律が改正され、クーリング・オフ制度の適用(※)など、消費者を保護する制度や業者が守るべきルールが定められましたが、こうした制度やルールを理解していないためにトラブルにあってしまうケースもあります。
※来訪要請と認められる場合は適用除外
〇相談事例
・クーリング・オフの説明を受けないまま契約した
・購入業者から渡された書面に買い取り品の明細がなく、何を買い取りされたか分からない
・着物を売ろうと思ったのに、貴金属はないかとしつこく聞かれた
・形見の指輪を返してほしいが、転売されてしまった
・売却を迷っていたら購入業者が千円札を置いて商品を勝手に持ち去ってしまった
・貴金属はないと伝えたら大声で怒鳴られ、怖い思いをした
〇アドバイス
・訪問購入では、購入業者が突然訪問して勧誘することはできません。このような行為を行う業者は家に入れないようにしましょう
・買い取りを承諾していない貴金属の売却を迫られたら、きっぱり断りましょう
・購入業者から交付された書面をしっかり確認しましょう
・クーリング・オフ期間内は、購入業者に物品の引渡しを拒むことができます
・購入業者とトラブルになったら、消費生活センターに相談しましょう
■買い物の苦情やトラブルは消費生活センターへご相談ください!
買った商品に欠陥があったり、表示と内容が違うなどの日常の買い物や、サービスについての苦情やトラブル、疑問などがありましたらご相談ください。
また、悪質商法の被害や製品事故にあった場合なども、お早めにご相談ください。
=以下、共通=
申し込み・お問い合わせ:消費生活センター
相談日時:月~金曜(祝日、年末年始を除く) 午前9時30分~午後4時
TEL/5390-1142
申し込み・お問い合わせ:消費生活センター TEL/5390-1239
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