今年度は、JRの駅やその周辺にスポットをあててご紹介しています。
寺社が語り継ぐこぼれ話~JR田端駅~
著名な文士・芸術家が活躍したまちとして知られている田端。この地には、寺社も数多く点在しています。今回は、その一部をぶらり散歩していきます。
北口改札を出て、左の切通しを進むと、右手に東覚寺が見えてきます。まず目に入るのは、赤紙が大量に貼られた石像。江戸時代、赤紙を貼って祈願したところ、同じ箇所の病が治ったという言い伝えが広まり、「赤紙仁王」と呼ばれるようになりました。現在も多くの人が健康祈願に訪れます。
祈願を終えたら、お寺の前の緩やかな上り坂を進みます。八幡坂の交差点を左へ下ると、そこは源頼朝ゆかりの上田端八幡神社。木々に囲まれた境内は、住宅街の中にある癒しスポットです。
神社に隣接する大龍寺は、俳人・正岡子規と陶芸家・板谷波山が眠るお寺として有名です。墓標に手を合わせ、在りし日の文士・芸術家に思いを馳せるのも良いですね。
寺社にまつわるさまざまなこぼれ話が行き交うまち田端。何気なく歩いてみれば、あなたがまだ知らないエピソードにもたどり着けるかもしれません。
[大龍寺の拝観日時]火~日曜 午前9時30分~午後4時 ※拝観時間外は参拝不可
問合せ・申込先:広報課 TEL ( 3 9 0 8 )1 1 0 2
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