~田端の大衆文学・挿絵の世界~
入場無料
日時:2月15日(土)~5月25日(日)午前10時~午後5時(4時30分最終入館)
※休館日を除く
会場:田端文士村記念館(田端6-1-2)
休館日:月曜(祝日の時は火・水曜)、祝日の翌日(土・日曜の時は翌火曜)
「大衆文学」という言葉が日本で使われ始めたのは、大正末頃から昭和にかけてのことです。
時代小説、推理小説、ユーモア小説などをさす大衆文学は、魅力的な主人公と奇想天外な物語で多くの読者を惹き付けました。当時の田端には、菊池寛や川口松太郎、山手樹一郎、村上元三など大衆文学の世界で活躍した作家たちが暮らしています。岩田専太郎ら田端の挿絵画家たちも、大衆の娯楽を求める声に応じ作品世界を彩りました。
「百萬読者(ひゃくまんどくしゃ)」を魅了した作家たちの華やかな世界をお楽しみください。
■みどころ
◇1.例えるならば「飯と汁」!盟友 川口松太郎and岩田専太郎
第1回直木賞作家の川口と、挿絵界のトップランナー・岩田。駆け出しの頃から励まし合い、数々の作品を世に送り出して大衆を賑わせた名コンビの合作を新収蔵!
◇2.小説家から社長に!?娯楽の天才 菊池寛
「眞珠夫人」で人気大衆小説家となった後、自ら創刊した雑誌『文藝春秋』も大ヒットさせた菊池寛。
同誌にゴシップ記事を寄せた作家・直木三十五との友情にも注目!
◇3.お茶の間から銀幕まで!時代小説の申し子 村上元三
テレビドラマや映画の原作・脚本・演出など、多岐にわたる仕事と人物像に迫る!
■〔関連イベント〕田端ひととき散歩
同館研究員の解説後、ゆかりの地を散策します。
◇1.川口松太郎と岩田専太郎~大衆小説と挿絵の関係~
日時:3月16日(日)午後1時開演
内容:川口と岩田の無名の若手時代から晩年に至るまでを、二人の言葉や作品を通してご紹介します。
◇2.田端文士芸術家村のはじまり
日時:4月20日(日)午後1時開演
内容:今から120年ほど前、農村地帯だった田端が芸術家村へ変化したいきさつをお話します。
~以下、(1)(2)共通~
講師:同館研究員
定員:80名(抽選・全席自由)
申込方法:往復はがき〔「その他のお知らせ」の「はがき等の記入例」参照。全員(1通2名まで)の氏名も記入〕または本紙の二次元コードで、(1)2月26日(水)、(2)3月31日(月)(いずれも必着)まで
問い合わせ・会場・申込先:〒114-8523 田端6-1-2 田端文士村記念館K係
【電話】5685-5171
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