区は、福祉や教育、まちづくりなど区民の皆さんの日常生活に密着したさまざまな仕事をしています。その費用は、区民の皆さんに納めていただいた特別区民税や国・都支出金、特別区交付金、特別区債などでまかなわれています。これらの収入がどのくらいで、どのように使われたか、また、区の財産、特別区債の状況がどのようになっているかを知っていただくため、毎年2回、財政状況の公表を行っています。
財政状況の詳しい内容は、区HPにも掲載しています(区HP『財政状況の公表』で検索)

■補正予算の概要
3月、6月、9月の区議会定例会で可決された補正予算の主な内容についてお知らせします。
◆一般会計(主要事業)
◇第1号補正(令和7年第1回定例会)
・仮称芥川龍之介記念館整備費増額…1億1,060万円
◇第2号補正(令和7年第2回定例会)
・北区土地開発公社運営補助経費増額…11億円
・エネルギー・食料品等価格高騰支援給付金事業費増額…9億8,014万円
・地域型保育事業費増額…3,739万円
・学校給食費保護者負担軽減策事業費〔小・中学校費〕増額…4,275万円
◇第3号補正(令和7年第2回定例会)
・ひとり親家庭等生活応援事業費…1,700万円
・区内共通商品券発行支援費増額…5,000万円
◇第4号補正(令和7年第3回定例会)
・高齢者及び障害者省エネエアコン購入費助成事業費…1億250万円
・私立保育所委託費増額…1億229万円
・都市計画街路新設費増額…1億3,000万円
・学校リノベーション事業費増額…8億7,370万円
◆特別会計(主要事業)
◇令和7年第2回定例会
国民健康保険事業会計(第1号補正)
・一般管理事務費増額…2,530万円
後期高齢者医療会計(第1号補正)
・徴収費増額…1,320万円
◇令和7年第3回定例会
国民健康保険事業会計(第2号補正)
・一般被保険者後期高齢者支援金等増額…2,496万円
介護保険会計(第1号補正)
・介護給付費準備基金積立金増額…13億1,155万円
後期高齢者医療会計(第2号補正)
・一般会計繰出金増額…1億8,068万円
■令和7年度予算の執行状況(令和7年9月30日現在)
予算現額には、令和6年度からの繰越明許費等(その年度内に支出が終わらない見込みがあるものについて、議会の議決を得て翌年度に繰り越して使用できる経費等)が含まれています。
◇会計別の収支

◇区民負担の状況
令和7年9月30日現在の特別区民税(現年課税分)の調定額(区が収入すべき金額)から区民の皆さんの一人当たり、一世帯当たりの負担額を計算すると、次のようになります。
特別区民税調定額:344億130万円
総人口:367,396人
世帯数:216,140世帯
〔特別区民税の負担額〕
一人当たり93,635円
一世帯当たり159,162円
◇区の財産
区の財産とは、区民の皆さんが利用する公園、学校、保育園、図書館、区民センターなどの土地、建物や有価証券などをいいます。
土地:1,194,481平方メートル
建物:720,296平方メートル
権利等:1,644平方メートル
株券等:108株
出資による権利:12件
(令和7年9月30日現在)
◇主要基金の状況
基金とは、特定の目的のために積み立てている区の貯金のことです。
このうち、年度間の財源調整を図るための財政調整基金や、特定目的に充てるための主要な基金(減債基金、施設建設基金、新庁舎整備基金、まちづくり基金、学校改築等基金)の残高(令和7年度末見込み)は、777億7,979万円です。


◇特別区債の状況
学校の改築や公共施設の整備、公園の用地取得などは、一時的に多額の費用を必要とします。これらの施設は、区民の皆さんが長期にわたって利用するものです。そこで、財政負担の年度間調整を図り、その費用を将来の区民の皆さんにも負担していただくという考えのもと、国や民間からの資金を一会計年度を越えて借り入れることがあります。これを特別区債といいます。
特別区債の借入残高(令和7年度末見込み)は、363億4,891万円です。

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