皆さんが納めた税金や国・東京都からの補助金・交付金などが区の収入としてどのくらい入り(歳入)、それをどのように使ったか(歳出)を示すことを決算といいます。
地方自治法の規定により監査委員の審査を経たのち、9月8日から10月3日にかけて開かれた北区議会定例会において、令和6年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算が認定されました。
■一般会計決算の概要
◇歳入総額
1,952億3,214万8千円〔収入率100.3%〕
※収入率…予算総額に対する収入済額の割合
歳入決算額は1,952億3,214万8千円、対前年度比140億4,775万7千円、6.7%の減となりました。特別区交付金が市町村民税法人分の増収などにより、32億100万2千円の増となった一方、施設建設基金から新庁舎整備基金への移替えの皆減などにより、繰入金が178億3,510万8千円の大幅な減となったことなどによるものです。
◇歳出総額(目的別)
1,842億4,038万1千円〔執行率94.6%〕
※執行率…予算総額に対する支出済額の割合
歳出決算額についても1,842億4,038万1千円、対前年度比165億6,510万1千円、8.2%の減となりました。十条駅西口市街地再開発促進事業の事業量が減少したことなどにより土木費が減となったことに加え、新庁舎整備基金への積立金が大きく減少したことなどによりその他が大幅な減となったことなどによるものです。
■普通会計決算の概要
北区の会計を普通会計ベース(※)で性質別に見ると、十条駅西口市街地再開発促進事業費や都の北学園建設費などの減により、投資的経費の割合が前年度から1.3ポイント低下し、12.5%となったことから、義務的経費の割合は前年度から5.7ポイント上昇し、48.7%となりました。
なお、実質的な義務的経費である医療・介護保険等に係る特別会計への繰出金を加えると、57.4%になります。
また、その他経費は施設建設基金から新庁舎整備基金への移替えの皆減などにより、前年度から4.4ポイント低下し、38.8%となりました。
※普通会計とは地方公共団体ごとに少しずつ異なる会計の項目を、統一的な基準で分析できるよう再構成したものです。
◇歳出総額(性質別)普通会計ベース
1,814億130万5千円
※端数処理により、合計が一致しない場合があります。
普通会計決算の詳しい解説は、「北区財政白書」をご覧ください。〔区政資料室(区役所第一庁舎1階)、中央図書館でもご覧になれます〕。
(区HP『北区財政白書』で検索)
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