記事を読み上げる
お札は、誰にとっても不便を感じることなく使用できるデザインであることが求められます。新しいお札は、触った時や見た時に旧券よりも簡単に券種が確認できるデザインとしています。このようなデザインを「ユニバーサルデザイン」といいます。今回は、新しいお札に盛り込まれたユニバーサルデザインについて紹介します。
■識別マーク
目の不自由な方がお札を指で触って券種が確認できるよう、インキを盛り上げ、ざらついた手触り感のあるマークです。新しいお札には、指感性に優れた形状(11本の斜線)のマークを券種ごとに位置を変えて配置しています。
■額面数字の大型化
表面中段の額面を漢字からアラビア数字に変更し、裏面右上のアラビア数字による額面と併せて大きくしています。
今月、いよいよ新しいお札が発行されました。3月から始まった新しいお札に関する連載も今回で最後です。新しいお札を手に取った際には、ぜひこれまでにご紹介した新しい技術をじっくりとご覧ください。
問い合わせ:しごと連携担当課
【電話】3908-1226
<この記事についてアンケートにご協力ください。>