発行まであと44日!
4月20日号で、お札の原版がどのようにできているかご紹介しました。そのあとはどのような流れで製造されているのでしょうか。
国立印刷局は、版面、インキ、用紙といった材料製造から、印刷まで一貫して行っています。
■1.製版
工芸官が作製した1枚の原版をもとに、多面の大きな印刷用版面をつくる
■2.インキ製造
各種顔料とワニスなどを独自の配合で練り合わせてインキをつくる
■3.製紙(精巧なすき入れが施されています!)
みつまたやアバカなどを原料とした、お札に適した紙をつくる
■4.印刷
国立印刷局が開発した印刷機で、裏面、表面の順に図柄を印刷する
■5.貼付
傾けることで色や模様が変化して見えるホログラムを貼りつける
■6.記番号印刷
表面の印章と、アルファベットと数字の組み合わせである記番号を印刷する
■7.断裁・検査
お札を決められたサイズに切り分け、機械で1枚ずつ検査する
■8.封包
フィルムで封包し、日本銀行へ納入する
《各工程で品質・数量管理を徹底しています!》
北区にはお札の印刷工場(国立印刷局東京工場)があり、工場見学を行っています。また、お札と切手の博物館もあり、お札の歴史等を学ぶことができます。
※工場見学は事前予約制です。詳しくは国立印刷局ホームページをご覧ください。
出典:国立印刷局ホームページ
問い合わせ:しごと連携担当課
【電話】3908-1226
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