令和6年4月1日施行
~子どもの意見や気持ちを大切にする地域社会づくりをすすめます~
■子もたちからのメッセージ
私たち子どもは、ゆったりと安心できる場所で休めるとき、幸せを感じます。大人のみなさんには、私たち子どもが生まれながらに持っている、育つ権利や生きる権利をはじめとした、様々な権利を大切にしてほしいです。
私たち子どもは、努力が報われたときや、できなかったことができるようになったとき、幸せを感じます。大人のみなさんには、私たち子どもが失敗をおそれず、くり返し挑戦できる環境をつくってほしいです。
私たち子どもは、おいしいものを食べているときや安心してねむっているとき、また「楽しい」と笑顔になれるときに、幸せを感じます。大人のみなさんには、子ども同士や大人と子どもで共に笑い合える時間を作ってほしいです。そして、安全に過ごせる環境づくりに努めてほしいです。
私たち子どもは、一人ひとり、やりたいことやできることがちがいます。大人のみなさんには、自分が子どもだったときのことを思い出し、私たち子どもが心からやりたいことを自由に行おうとする姿勢を温かく見守り、一人ひとりに合わせた応援をしてほしいです。
私たち子どもは、言いたいことをうまく言えないときがあります。そんなとき、大人のみなさんには、私たち子どもの話にしっかりと耳をかたむけ、ありのままの私たちを受け入れてほしいです。
(条例前文から)
■大切な子どもの権利
子どもは、家庭、育ち学ぶ施設および団体の活動、地域社会等のあらゆる場面において、特に次の権利が保障されます。
1.自分の意見、考え、気持ち等を表明し、およびそれが尊重されること。
2.身体的または精神的な暴力を受けないこと。
3.家庭の環境、経済的な状況、社会的身分、年齢、性別、障害の有無、国籍、性のあり方等により差別をされないこと。
4.安全・安心に過ごせること。
5.ゆったりと安心できる場所で休めること。
6.プライバシーが大事にされること。
7.遊ぶこと。
8.様々な文化、芸術、スポーツ等にふれ、および親しむこと。
9.くり返し挑戦できること。
10.なやんでいること、困っていること等を相談できること。
11.一人ひとりに応じた学ぶ環境が確保されること。
■この条例はどんな内容ですか?
この条例は、未来を担う子どもたちがだれ一人取り残されることなく、自分の将来に夢と希望をもって健やかに成長できるよう大切な「子どもの権利」を保障し、子どもが幸せな状態で生活を送ることができる社会の実現に向けた取組を推進することを目的としています。
問い合わせ:子ども未来課子ども未来係
【電話】3908-9097
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