文字サイズ

企画展 芥川龍之介 田端転入110周年記念 作家・芥川龍之介のはじまり

1/28

東京都北区

~書斎「我鬼窟(がきくつ)」誕生までの物語~
入場無料
日時:10月5日(土)~令和7年2月2日(日)午前10時~午後5時(4時30分最終入館)
※休館日を除く
会場:田端文士村記念館
休館日:月曜(祝日の時は火・水曜)、祝日の翌日(土・日曜の時は翌火曜)、年末年始(12月29日~1月3日)
内容:高校時代のある日のこと、『木の葉の一つ一つが、思い思いの形に揺れているのをみていると、創造の世界の素晴しさ、美しさに魅せられて、文学を終生の仕事にしてみたいと、痛切に感じた』
それが、文学へ進もうと決心したはじめであったと、芥川龍之介は妻・文に話していたそうです。
若き芥川は輝かしい作家人生を夢見る一方、友人への手紙の中で、将来への不安をたびたび吐露しています。
本展では、芥川が文学へと目覚めた高校時代から、専業作家として立つまでの「作家・芥川龍之介のはじまり」の物語を、芥川が残した言葉から紐解きます。

■見どころ 新収蔵の“芥川龍之介 直筆資料”多数公開!!
(写真は本紙をご覧ください)

◇〔初公開〕第一短編集『羅生門』刊行の頃に揮毫(きごう)!?芥川龍之介漢詩幅「本是山中人 愛説山中話」
愛用のペン皿に刻ませるほど好んだ五言の対句

◇「地獄変」の創作に影響を与えた博識な同級生・谷森饒男(にぎお)に宛てた芥川龍之介の葉書
大正5年2月22日

◇〔新収蔵〕希望と悩みと綴った親友・山本喜誉司(きよし)への手紙
(1)~(4)は、国文学者・吉田精一旧蔵資料

(1)芥川龍之介 山本喜誉司宛葉書(明治42年8月4日)
中心に「敬」の文字の入った四つ葉のクローバーが描かれている

(2)芥川龍之介 山本喜誉司宛葉書(明治43年8月5日)
愛読したロシアの作家・ドストエフスキーの似顔絵

(3)芥川龍之介 山本喜誉司宛書簡(部分)(明治44年4月〔推定〕25日)
当時暮らしていた新宿の家周辺の地図

(4)芥川龍之介 山本喜誉司宛葉書(大正元年12月6日)
ドイツの劇作家が書いた劇の一幕が描かれている

■(仮称)芥川龍之介記念館クラウドファンディング受付中
詳しくは本紙の二次元コードから

■関連イベント 田端ひととき散歩 作家・芥川龍之介のはじまりの物語
日時:11月17日(日)午後1時開演(午後12時30分開場)
内容:上記企画展について同館研究員が解説し、その後、田端の旧芥川邸のほか、ゆかりの地を散策します。
定員:80名(抽選・全席自由)
申込方法:往復はがき(「その他のお知らせ」の「はがき等の記入例」参照。1通で2名まで応募可)または専用フォーム(本紙の二次元コード参照)で、10月28日(月)(必着)まで

問い合わせ・会場・申込先:〒114-8523 田端6-1-2 田端文士村記念館K係
【電話】5685-5171

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

       

北区より市民のみなさまへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス 北区ニュース

MENU