「いまも1日平均28人が結核と診断されています。」
■結核の症状とは?
・2週間以上続くせき
・たん
・発熱・微熱
・からだがだるい
・食欲がない
・体重が減った
初期症状は風邪と似ていますが、症状が目立たない場合もあり、発見が遅れることもあります。
■結核ってどんな病気
結核は、結核患者のせきやくしゃみのしぶきに含まれる結核菌を吸い込むことで感染します。
■結核は過去の病気ではありません
令和3年には年間1万1,519名の患者発生があり、1,844名(概数)が結核で亡くなっています。都内では令和3年に年間1,429名の患者発生がありました。
■北区は全国と比べ結核が多いです
北区では、令和3年に年間58名の方が新たに結核を発病しています。患者数は減少していますが、罹患率(1年間に人口10万人あたりの発症した患者数)は16.4と全国平均(9.2)を上回っています。
■早期発見のために大事なことは
(1)せきやたんなど風邪症状が長引いていると感じたら、早めに医療機関を受診する。
(2)職場や学校の定期健診や区で実施している後期高齢者健康診査等を利用し、年1回は胸部エックス線検査を受ける。
(3)乳児は感染すると発病・重症化しやすいので、生後5~8カ月の間にBCGの予防接種を受ける。
問い合わせ:
〔後期高齢者健康診査について〕健康推進課コールセンター【電話】3908-9034
〔結核全般について〕北区保健所保健予防課結核感染症係【電話】3919-3102
<この記事についてアンケートにご協力ください。>