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大切な命を守るために~今からできる防災・減災対策

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東京都北区

100年前の9月1日、関東大震災が発生し、首都圏に未曾有の被害が発生しました。死者・行方不明者は約10万5千人に上り、日本の自然災害史上最悪の結果となりました。
首都直下地震は、今後30年以内に70%の確率で発生すると言われています。関東大震災100年という節目の年に、もう1度防災について考え、災害に備えましょう。

《東京23区が連携した広報紙です》
多くの区民に災害対策への関心を高めてもらうため、東京23区の広報紙が連携し、同一の写真、ロゴマークなどを掲載しました。(写真・ロゴマークは本紙参照)

■大きな地震が起きた時の行動
Q.地震だ!どうしよう
A.まず身の安全を第一に行動しましょう。机やテーブルの下に隠れしっかり脚を掴み、揺れがおさまるのを待ちましょう。

Q.揺れがおさまったけれど、何をしたらいいの
A.落ち着いて次の行動をしましょう。
(1)火の元の確認・始末をする
(2)靴などを履く(割れたガラスなどでのけがを防止)
(3)窓や扉を開けて出口を確保する
(4)テレビやスマートフォンなどで正しい情報を確認する
(5)避難が必要な時は、ブレーカーを切り、ガスの元栓を閉める
(6)準備していた非常用持ち出し袋を持ち、外に出る際は上から物が落ちてこないか確認し避難する
(7)近所の方の安否確認をし、助けが必要な場合は協力し合って行動する

Q.どこに避難をすればいいの
A.自宅が倒壊する危険がある、火災の危険が迫っている、などの状況に応じた避難行動をとりましょう。また近くの避難先を北区防災地図で事前に確認しておきましょう。避難する時は次のことに注意しましょう。
・歩いて避難する(車は使わない)。倒れた電柱などで道路が塞がっていて通行できない可能性があります。また消防車などの緊急車両が火災や救出活動の現場に向かえるよう通行路の確保を優先するために、歩いて避難しましょう。
・余震や二次災害に注意する。ブロック塀などの倒れてきそうなものには近づかないようにしましょう。大きな揺れを感じたら、持ち出し袋などで頭を守りながら、上からものが落ちてこない広い場所に逃げましょう。

問い合わせ:防災・危機管理課
【電話】3908-8184

Q.万が一けがをしてしまったらどこにいけばいいの
A.区では、区内5カ所の病院前(東京北医療センター、花と森の東京病院、明理会中央総合病院、赤羽中央総合病院、王子生協病院)に「緊急医療救護所」を開設し、医療従事者の協力を得てけがをされた方の処置などを行います。

問い合わせ:北区保健所生活衛生課
【電話】3919-0431

■地震に備えよう~日ごろの備え~
災害から命を守るために、日ごろからいざという時への備えや行動を確認しておくことが大切です。すでに備えている方も、備えようと思いながらまだ行動に移せていない方も、大きな地震が起きた場合を想定した備えについてご自身や家族で確認してみましょう。

◇生活用品の家庭内備蓄や避難時の持ち出し品の準備
ライフラインや物流が停止した場合に備え、ご家庭に生活用品の備蓄をしましょう。普段使用している食料品や生活必需品を日常的に少し多めに備えておく「日常備蓄(ローリングストック)」がおすすめです。日常の中に備蓄の仕組みを取り入れることで、無理なく災害時に活用することができます。最低3日分、できれば1週間分の備蓄品を用意しましょう。あわせて、避難するときに持ち出せる量の非常食や生活用品をリュックなどにまとめておきましょう。備えておく品目は家族構成や生活スタイルによって工夫しましょう。
《主な備蓄品の例》
・主食(乾麺、レトルトご飯など)、主菜(レトルト食品、缶詰など)、飲料水(1人1日3L)、菓子類(チョコレートなど)
・生活用品(ゴミ袋・大型ビニール袋、ラップ、トイレットペーパー・ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、生理用品、使い捨てカイロ、ライター)
※粉ミルク、離乳食、おむつ、おしりふき、ペット用品(必要な方のみ)
・簡易トイレ(1人1日7~8回)、厚手のゴム手袋、懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリー

◇火災発生の早期発見と防止対策
火災の発生を阻止すること、拡大させないことが大切です。火災発生を知らせてくれる住宅用火災警報器や、強い地震の揺れで自動的にブレーカーを切り、電力復旧時に発生しやすい通電火災を防いでくれる感震ブレーカーを設置し、早期発見や発生防止のための備えをしておきましょう。

◇家具類の転倒・落下・移動防止対策
大きな地震が起きると、屋内の家具が倒れたり、落ちてきた家具によって避難路をふさいだり、下敷きになってしまうなどけがにつながります。各種防止対策器具類の取り付けや家具の配置を工夫しましょう。
対策によって、家具類の転倒によるけが防止だけでなく、家具や物が散乱することを防ぐことができ、地震後の生活スペースを確保することに繋がります。

問い合わせ:防災・危機管理課
【電話】3908-8184

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