~新たな時代への扉を開き、未来を見据えた次代に繋げるための積極的予算~
令和5年度予算では、先行き不透明感が一段と高まっているものの、限られた資源を各分野に効果的かつ効率的に配分し、新たな時代への扉を開き、未来を見据えた次代に繋げるための積極的予算としました。引き続き物価高への対応はもとより、山積する課題の解決に取り組むとともに、区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に、新規事業の構築やレベルアップを図っています。
詳しくは北区ホームページをご覧ください(北区ホームページ『予算の概要』で検索)。
■令和5年度の主な事業を、基本計画2020に基づきお知らせします
『●』は令和5年度の特色ある事業、『新』は新規事業、『レ』はレベルアップ事業を表します。
◆子育てするなら北区が一番
◇『●』『レ』学校給食費の完全無償化…11億2,126万円
物価高騰の状況を踏まえ、現行給食費の増額改定を行い、学校給食の質を確保したうえで、区立小・中学校における給食費の完全無償化を実施します。
◇『●』『レ』妊娠期から始まる子育て家庭支援…19億4,156万円
妊婦や低年齢期の子育て家庭への伴走型の相談支援や経済的な支援を行います。また、産後ケア事業や子どもショートステイ事業の利用日数などを拡充するとともに、子ども医療費助成事業を高校生等の通院医療費まで拡充します。
◇学校施設の改築・長寿命化の推進…81億3,630万円
◆長生きするなら北区が一番
◇『レ』全高齢者実態把握調査のフォローアップ事業の実施…4,800万円
◇『●』『新』区民の健康づくり…7億79万円
がん検診ごとに異なる受診勧奨方法を共通化し、受診率向上を図ります。また、帯状疱疹ワクチン接種に対する助成を開始します。
◆デジタル技術活用の取組
◇『新』地域の情報化推進…3,732万円
町会・自治会のデジタル化を支援するため、講座等を実施します。また、赤羽・滝野川会館にWi-Fi環境を整備します。
◇『新』高齢者のデジタルデバイド対策…2,000万円
ICT機器に不慣れな高齢者を対象にスマートフォンを活用した講座を実施します。
◆地震・風水害に強い安全・安心なまちづくりに全力
◇『●』『新』大規模水害への更なる対応強化…2,705万円
要配慮者利用施設における利用者の避難を目的とした避難確保計画の作成を支援します。また、水害時の浸水区域で自力移動が困難な方など、優先度の高い避難行動要支援者を対象とした個別避難計画作成に着手します。
◆本格化するまちづくりの一層の推進
◇『●』赤羽駅周辺まちづくりの促進…4億981万円
赤羽一丁目市街地再開発事業を促進するとともに、赤羽駅東口周辺地区まちづくり基本計画を策定します。また、赤羽台周辺地区のゲートウェイ(玄関口)形成の実現に向けて、イベントの実施などを行います。
◇『●』十条駅周辺まちづくりの推進…97億9,148万円
◇『●』田端駅北口周辺のバリアフリー化…1億2,832万円
高台との高低差によるバリアを解消するため、エレベーターの設置工事に着手します。
◆北区版SDGsの取組
◇『新』SDGs認証制度の創設…1,067万円
23区初の、区内事業者を対象としたSDGs推進企業の登録・認証制度を創設し、区内事業者のSDGsに関する取組を後押しします。
◇『●』『レ』ゼロカーボンシティ実現に向けて…11億8,434万円
家庭用生ごみ処理機などの購入費補助や環境情報ポータルサイトの構築を行うとともに、プラスチックの資源化については対象地区を拡大し、区内全域で実施します。
◇『レ』多様性社会の実現に向けて…146万円
◆水・みどり・公園 新たな魅力とうるおいの創出
◇『●』『新』魅力ある公園の整備…6億3,519万円
◇『●』『新』公園の更なる魅力の創出に向けて…9,805万円
渋沢翁がもてなしの場として活用した茶室「無心庵」を飛鳥山公園内に設置するための検討調査を行うとともに、公園トイレの洋式化・バリアフリー化工事を行います。
◆文化・芸術・産業・観光 北区らしさの創造
◇『●』ドナルド・キーン氏の功績を讃えて…1,341万円
名誉区民の日本文学研究者ドナルド・キーン氏が遺した蔵書の整理、リスト化を行います。
◇『●』東京ヴェルディとの連携…387万円
区立小・中学校などで体力向上プロジェクトを実施するとともに、女子プロサッカーチームの日テレ・東京ヴェルディベレーザの選手を地域貢献活動に招くなどして連携事業を推進します。
◆その他
◇物価高騰への対策…3億2,928万円
福祉タクシー券支給月額や公衆浴場への燃料費補助の増額などにより、区民及び区内事業者の負担軽減を図ります。また、売上高・売上総利益額が減少している中小企業への融資あっせん制度を継続します。
◇『●』新庁舎建設に向けて…1億571万円
◇応援サポーター基金の活用…200万円
応援サポーター寄附制度における寄附金を原資とした基金を活用し、環境情報ポータルサイトを構築します。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>