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花*みどりやすらぎコーナー

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東京都北区

■花より団子な野鳥たち
3月ともなれば、飛鳥山公園から桜の便りが届く頃ですね。桜色に染まった街に出かけたくなる季節です。開花を待ち望んでいたのは、人だけではないかもしれません。樹上には、さまざまな野鳥が集まってきます。なかでもよく見かける野鳥にメジロがいます。
メジロは名前のとおり、目のまわりが白く、黄みどり色のからだが特徴です。くちばしは細長く、舌の先は筆状になっていて、花の奥にある蜜をなめとることができます。花の間を次から次へと、移動している姿を見ることができるでしょう。
桜の蜜を求める野鳥は、メジロだけではありません。例えば、胸に黒いネクタイ模様のあるシジュウカラやおなじみのスズメです。メジロと比較すると、くちばしは太くて短いです。そのため、花を摘んで下方のふくらんだ部分(子房(しぼう))に穴をあけて、蜜を吸うことがあります。彼らが去ったあとの地面には、丸ごと落ちた桜の花に、小さな穴を見つけることができるかもしれません。
花より団子な野鳥たち。桜の花を見上げたときには、かれらの行動も楽しんでみてはいかがでしょうか。

自然ふれあい情報館

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