令和4年度予算では、先行きの不透明感が強まっているものの、限られた資源を各分野に重点的に配分し、ふるさと北区の実現に向け、コロナを克服して未来へ飛躍するための積極的予算としました。引き続き新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、休止としていた事業を原則再開するとともに、議会等の要望を踏まえ、区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に、新規事業の構築やレベルアップを図っています。
詳しくは北区ホームページをご覧ください(北区ホームページ『予算の概要』で検索)。

令和4年度の主な事業を、基本計画2020と中期計画に基づきお知らせします。
☆は令和4年度の特色ある事業、《新》は新規事業を表します。

■新型コロナウイルス感染症対策
・保健所体制等の強化…3億3,901万円
・自宅療養者への地域の連携による医療提供体制の確保…1億5,800万円
・《新》民間の福祉事業所等や医療機関への特別給付金…6億5,690万円※
福祉事業所や医療機関などの取組に対し、区独自の特別給付金を支給します。
※令和3年度補正予算に計上し、令和4年度への繰越事業とします。

■北区版SDGsの取組
・☆《新》北区版SDGs(渋沢×北区×SDGs)…692万円
公民連携でのSDGsセミナー等の開催や区内事業者等のSDGsの取組を推進するための北区版「SDGs登録・認証制度」の実施に向けた調査検討など、渋沢翁の精神を受け継ぎ、北区ならではの取組を進めます。
・《新》ゼロカーボンに向けた取組…8,562万円
「北区ゼロカーボンシティ宣言」を踏まえ、「北区役所ゼロカーボン実行計画」の策定や、庁舎の使用電力に再生可能エネルギーを導入します。また、区内事業者への新エネルギー及び省エネルギー機器の導入助成制度を拡充します。
・プラスチックごみの資源回収・再資源化…1億1,448万円
・《新》新製品・新技術開発支援事業への脱炭素化事業枠の創設…1,500万円
・《新》多様性社会の実現に向けた取組…1,000万円
性の多様性を認め合い、性的少数者の人権と生活向上を目指す施策のひとつとして、「北区パートナーシップ宣誓制度」を開始します。また、23区初の取組として、女性のためのLINE相談を開始します。

■行政のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進の取組
・☆《新》DXの推進…9,347万円
情報技術の専門的な助言等を行うCIO補佐官を登用します。また、区民の利便性向上のため、必要な情報を簡易に検索できるAIチャットボットを北区ホームページに導入するとともに、北とぴあなどの窓口にキャッシュレス決済を導入します。

■地震・風水害に強い安全・安心なまちづくりに全力
・☆大規模水害への対応強化…1,669万円
洪水ハザードマップ動画の制作や、地域ごとに「いつ・誰が・何をするか」を整理したコミュニティタイムライン作成支援をモデル地区で実施します。

■長生きするなら北区が一番
・☆《新》全高齢者実態把握調査のフォローアップ事業の実施…6,000万円
・《新》通所型短期集中予防サービスモデル事業の実施…794万円
・区立特別養護老人ホームの大規模改修…12億3,854万円
上中里つつじ荘の大規模改修工事、清水坂あじさい荘の実施設計を行います。

■子育てするなら北区が一番
・☆児童相談所等複合施設の整備に向けた基本・実施設計等の開始…2億8,742万円
・学校施設の改築・長寿命化の推進…46億8,709万円
・《新》子どもの見守り体制の強化(フードパントリー団体等への支援など)…627万円

■文化・芸術・産業・観光　北区らしさの創造
・《新》マル経融資(小規模事業者経営改善資金)利子補助の開始…424万円
・《新》北とぴあのリニューアルに向けた基本・実施設計の開始…5,036万円
・☆《新》シティプロモーションの推進…881万円

■本格化するまちづくりの一層の推進
・☆十条駅周辺まちづくりの推進(再開発、連続立体交差、鉄道付属街路)…32億181万円
・《新》コミュニティバス新規路線(浮間地域ルート)の導入…5,441万円

■水・みどり・公園　新たな魅力とうるおいの創出
・☆魅力ある公園の整備…3億2,652万円
・☆《新》飛鳥山のさらなる魅力向上…1億6,497万円
Park-PFIの展開などにより民間事業者の多彩な発想を取り入れるとともに、渋沢翁が居を構えた飛鳥山の魅力を最大限に活かすため、公民連携による検討を行います。

■その他
・☆新庁舎建設基本計画」の策定など…3,445万円
・応援サポーター基金の活用…100万円
応援サポーター寄附制度における寄附金を原資とした基金を活用し、保育所案内アプリの開発や保育利用案内動画を制作します。

問合せ：財政課
【電話】3908-1105