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花*みどりやすらぎコーナー

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東京都北区

■秋の野草「ススキ」
今年の十五夜は9月10日でしたが、皆さんはお月見をされましたか?旧暦の秋(7~9月)のちょうど中日である8月15日の夜(十五夜)に出る月を「中秋の名月」と呼び、月を愛(め)で収穫をよろこび感謝する、稲作文化における行事のひとつです。
このお月見の際にお供えするものとしてお団子と共に欠かせないのが、ススキですよね。本来はススキではなく稲を供えるべきところ、中秋には稲穂は無かったため、同じイネ科で形が似たススキが使われたそうです。ススキは、穂の形状を獣の尾に見立てて「尾花」とも呼ばれ、秋の七草のひとつにも数えられています。
ススキと同じイネ科の仲間にヨシとオギがあり、これらの群落はカマキリやバッタ、キリギリスの仲間をはじめとする多くの生きもののすみかになります。また、かやぶき屋根の材料として使われたり、川の増水時に水勢を抑える働きがあるなど、もとは人の暮らしにも関わりの深い植物です。
ススキは区内では、赤羽自然観察公園などの緑地や荒川の河川敷などで見られるようです。秋を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。

エコベルデ

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