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田端文士村記念館 芥川龍之介生誕130年・室生犀星没後60年 記念展

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東京都北区

芸術家村だった田端を文士芸術家村にした二大巨頭について比べてみました
略してバタクラ展

日時:2月5日(土)~5月8日(日) ※休館日を除く
午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
入場無料
休館日:月曜(祝日の時は火・水曜)、祝日の翌日(土日の時は翌火曜)

芥川龍之介を「文明紳士」、室生犀星を「自然児」と称した詩人の萩原朔太郎は、二人の友情を、性格等が正反対でありながらも互いを認め合った「君子の交り」と評しています。本展では経歴も文学の出発点も違う龍之介と犀星が、なぜ友人になったのか?共通点は何だったのか?お互いのことをどう見ていたか?など、当時の二人の作品や生活を比べて紐解きます。
さらに、会場では生前の龍之介の映像、犀星の肉声もご紹介!田端を文士村へと導いた二人の文士の生没周年に合わせた記念展をお楽しみください。

◆5つの見どころ!!
(1)龍之介と犀星の共通点の一つは俳句にあり[俳友]
・芥川龍之介「鄰(となり)の笛」原稿
大正14年に雑誌『改造』に発表した直筆の句稿。50句の中には、犀星の故郷・金沢から蟹を贈られたことを詠んだ「秋風や甲羅をあます膳の蟹」もある。

(2)子どもの成長や家族のことを話す仲[パパ友]
・芥川龍之介「ひたすらにはふ子おもふや笹ちまき」短冊
大正13年夏、二人は軽井沢へ避暑に行き宿泊先で句作をした。本句は、犀星が幼子(はふ子)を詠んだ句を、龍之介が改めた作だという。

(3)二人の骨董好きは文壇でも有名[壷友?]
・犀星が龍之介へ贈った「九谷の鉢」
犀星は龍之介に、この器の「まん中へちよつと五切ればかり、(略)黒い羊羹を入れなさい。」と助言して贈ったという。

(4)水生の生き物を描いた二人[水友?]
・室生犀星「魚」書幅
本作は、犀星の処女小説「性に眼覚める頃」で主人公が詠んだ詩。
龍之介には晩年の代表作「河童」があることから、二人は水中や水辺の生物(一方は空想上とはいえ)を作中に書いている。

(5)互いに田端に住んでいたことで仲良しに[バタ友?]
・室生犀星「田端村」原稿
大正15年7月26日の読売新聞に掲載された原稿。田端の移り変わりや風物、近隣に暮らした北原白秋、萩原朔太郎のことなどが書かれている。

※新型コロナウイルス感染状況により内容が変更になる場合があります。最新情報は記念館ホームページ等でご確認ください。
【HP】https://www.kitabunka.or.jp/tabata/
【twitter】@bunshimura

問合せ・場所:田端文士村記念館(田端6-1-2)
【電話】5685-5171
JR山手線・京浜東北線「田端駅」北口より徒歩2分

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