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北区ゼロカーボンシティ宣言

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東京都北区

未来のために今、できること

世界は今、集中豪雨や大型化する台風、熱波による干ばつなど、気候危機と呼ぶべき深刻な状況に直面しています。これらの異常気象は地球温暖化によるものと考えられており、二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの削減が急務です。
区は、北区環境審議会の意見を踏まえ、気候危機にある現状の認識を広く区民・事業者・民間団体などと共有し、一体となって「2050年までにCO2排出量実質ゼロ」を目指していくことを、第2回区議会定例会にて宣言しました。
温暖化の進行にブレーキをかけていくためには、一人ひとりが「今、自分にできること」を意識し、行動を起こす必要があります。

問合せ:環境課環境政策係
【電話】3908-8603

2050年は遠い未来ではありません。
今を生きる私たちのみならず、これからを生きる、これから生まれてくる子どもたちのために、区民や地域、事業者の皆さまと一体となり、「活力あふれる持続可能なまち北区」を明日へとつないでまいります。
令和3年6月24日 東京都北区
「北区ゼロカーボンシティ宣言」より

◆「ゼロカーボンシティ」とは?
2050年までに温室効果ガス(主に二酸化炭素)の「排出量」と「吸収・除去量」の「差し引きゼロ(実質ゼロ)」を目指すことを表明した自治体のことです。
(令和3年6月14日現在全国で408自治体が表明)

◆「北区環境基本計画」を改定します
気候危機に立ち向かう「脱炭素社会」の実現に向けて、区の環境施策に関する総合的な計画である「北区環境基本計画」の改定を行います。

◆区のCO2排出量
区における温室効果ガス排出量のうち、約92%を二酸化炭素(CO2)が占めており、2018年度の排出量は約113万tになります(23区中17番目)。
2012年度に増加しているのは、前年の東日本大震災をきっかけに火力発電による電力量が増加したことが背景にあります。2014年度以降は概ね横ばいで推移していますが、近年は人口の伸びとともに増加傾向にあります。
(北区のCO2排出量推移(万t-CO2)のグラフはPDF版北区ニュース7月1日号2ページ参照)

CO2排出の内訳は、家庭部門が44万tと全体の約4割を占めており、23区中9番目に高い比率となっています。
北区民一人あたり年間約1.2tのCO2排出(エネルギー消費による)

▽2018年度部門別CO2排出量(万t-CO2)

CO2の発生源としては、電力が最も割合が高く、CO2を削減するためには、省エネを心がけるほか、太陽光発電等再生可能エネルギーによる電力への切替などが有効です。
区では清掃工場のごみ焼却の熱を利用した電力を小中学校に導入するなどの取り組みを行っています。

【CO2ゼロのためにできること】
(PDF版北区ニュース7月1日号2ページの二次元コード参照)
今回紹介した以外にも、CO2削減につながるクールチョイス(賢い選択)のヒントがたくさん!ぜひチェックしてみてね!

●住まいを快適に 省エネ型家電・エコ住宅
省エネ性能がアップした最新家電や再生可能エネルギー設備の導入で電気代をお得に。断熱リフォームで夏は涼しく冬は暖か。
住まいの環境が良くなると、CO2削減に貢献できるだけでなく、日々の暮らしが快適に。

○買い替えや建替えのタイミングで検討してみてね!
区では、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入費用の一部を助成しています。

●スマートでエコな移動 自転車や公共交通機関の利用
大勢の人を運ぶ電車やバスはCO2排出の少ない移動手段と言えます。現在はハイブリットバスや水素で走る燃料電池バスも登場!
自転車や徒歩の移動は使い方の工夫次第で便利!健康面でのメリットも。
カーシェアなどのシェアリングサービスも広がっています。

●食材を無駄にしない 必要な分だけ調理して、食べきる
食材の廃棄はもったいないのはもちろん、ごみとして燃やすと、その分だけCO2の排出につながってしまいます。
生ごみもできるだけ水気をきってね!

●使い捨てを見直そう リユース・リサイクル
マイバックやマイはしにマイボトル。毎日よく使うものほど繰り返し使えるものに。
特に衣類やプラスチックは生産~運送~処分に多くのCO2を消費しています。
できるだけ1回で受け取って宅配便の再配達を減らすことも、CO2の削減につながります

●リデュースクッキングのススメ
普段は生ごみとして捨ててしまう部分も活用した料理で、美味しく食品ロス削減を!
東京家政大学と連携して作成した約170ものレシピはPDF版北区ニュース7月1日号2ページの二次元コード参照。ぜひご活用ください。

●フードドライブを試行実施します!
▽フードドライブとは?
ご家庭の未利用食品を子ども食堂等にお渡しする活動です。おうちに眠っている、まだ食べられる食品をぜひお持ちください!
対象食品:賞味期限まで2カ月以上あり、未開封で常温保存が可能なもの。
・缶詰
・レトルト・インスタント食品
・乳幼児食品
・お歳暮・贈答品など
受付窓口・受付日時:
(1)富士見橋エコー広場館(田端5-16-1)午前10時~午後3時(水曜、祝日・年末年始を除く)
(2)北区清掃事務所(北区豊島8-4-3)午前8時~午後4時(日曜、年末年始を除く)

問合せ:リサイクル清掃課
【電話】3908-8538

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