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ワクチン接種後の副反応と、新型コロナウイルス感染後の後遺症について

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東京都北区

新型コロナウイルスワクチンは、国内外の数万人のデータから、発症予防効果など接種のメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さんに接種をお勧めしています。また、新型コロナウイルスに感染した方の中には、嗅覚や味覚障害、倦怠感、記憶障害などの長引く症状(いわゆる後遺症)に苦しんでいる方がいるのが現状です。
接種は強制ではなく、最終的には、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。

◆ワクチン接種後の副反応について
一般的にワクチンは、接種することで免疫が作られ、発症や重症化を防ぐ効果がありますが、免疫ができる過程でさまざまな生体反応が現れることがあります。新型コロナワクチンの副反応については、以下の内容が確認されていますが、大部分は数日以内に回復しています。

▽副反応の症状について
注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等がみられることがあります。
また、稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生したことが報告されています。

▽接種後の症状の経過・頻度
副反応の症状は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、大部分は数日以内に回復していきます。
発熱や全身倦怠感、頭痛等は1回目よりも2回目の接種後の方が、症状の発現頻度が高くなる傾向にあります。

▽ファイザー製ワクチンの副反応について
下の図は、ファイザー製ワクチンの1回目接種・2回目接種ごとに副反応が続いた日数を示しています。
1回目より2回目の方が副反応は出やすいですが、日にちが経過するごとに症状が治まることが分かります。

引用:厚生労働省ホームページ 新型コロナワクチンの副反応について

◆新型コロナウイルス感染症の後遺症について
新型コロナウイルスに感染した人の中には、回復後にも後遺症としてさまざまな症状がみられる場合があります。この後遺症は20代・30代の方に発症する割合が高く、どの年代でも、発症する場合があります。

▽後遺症の症状について
主な症状として、嗅覚異常、倦怠感、味覚異常、発熱・微熱、せき、呼吸困難感、抜け毛などのさまざまな症状があります。

▽後遺症に関する相談者の年代

上の図は、後遺症に関する相談者数の割合を年代ごとに示しています。
63%が40代以下の方となっており、若い年代の方々にも後遺症は残り、症状に悩んでいる状況が分かります。

▽コロナ陽性判明から相談日までの日数

上の図は、コロナ陽性判明後、後遺症に関してどれくらいの日数が経過した後に相談があったかを示しています。
昨年の新型コロナウイルス陽性者数は、今年と比較すると少ない割合でしたが、陽性が判明してから数カ月が経過しても後遺症に悩んでいる方がいることが分かります。

引用:東京都福祉保健局ホームページ
新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット

新型コロナウイルスワクチン接種担当課

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