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花*みどりやすらぎコーナー

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東京都北区

◆働き者なアリたち
自宅で過ごす時間が増え、「遠出をしなくても何か楽しいことはないかな」とお考えの方も多いはず。そんなときこそ、足元を歩き回る「アリ」に注目してみませんか。
基礎知識として、アリは集団でお互いに協力をしながら生活します。そういった昆虫は「社会性昆虫」と呼ばれます。巣の中には卵、幼虫、サナギ、働きアリ、女王アリがいて、働きアリはそれらの世話をしながら生活をしています。
アリ=働き者のイメージが強いですが、イメージ通り、働きアリは卵や幼虫の体をカビや病原菌から守るためになめて清潔にしたり、動くことのできない幼虫の口元に細かくした食べものを運ぶなど、とても丁寧に世話をしています。卵や幼虫の近くにいる働きアリは24時間休まず世話をしているのですから、すごいですよね。
巣外では卵や幼虫の世話をする仲間のために昆虫やその死骸、花の蜜などの食べものを巣へ運び、巣の中にいるアリへ分け与えます。同じ働きアリでも役割分担をして、働き方が変わってくるのもアリの面白いところです。
巣穴近くを見ていても、運び出した土が巣に崩れてこないように前脚で土を抑えるしぐさを見ることもできたりするので、皆さんも身近な公園や家の近くにいるアリを、じっくりと観察してみませんか。
自然ふれあい情報館

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