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令和2年度当初予算が決まりました

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東京都北区

令和2年度北区当初予算が、3月24日の区議会本会議で可決されました。同予算では、「区民とともに」の基本姿勢のもと、10年後の北区のあるべき将来を見据え、「北区基本計画2020」に掲げた内容を踏まえて、2つの最重要課題と3つの優先課題を中心とした施策に積極的に取り組むため、限られた資源を重点的かつ効率的に配分しました。さらに、「北区の新たな魅力や価値を創出する施策」を積極的に展開して、「新たな時代に未来への希望を紡ぐふるさと北区」の実現に向け、新たな基本計画を力強くスタートする予算としています。なお、新型コロナウイルス感染症拡大への対応については、別途必要な予算措置を講じます。

【令和2年度の主な事業を、基本計画2020と中期計画に基づき「3つの優先課題」を中心にお知らせします。】
※[K]は令和2年度の特色ある事業、[新]は新規事業、[レ]はレベルアップ事業を表します。

◆地震・風水害に強い安全・安心なまちづくりに全力
▽[K][新]大規模水害への対応強化 3,121万円
令和3年度中の大規模水害避難行動計画策定に向け、令和2年度は、区民と意見交換を重ねていきます。また、水害対策の基本的な考え方について情報を発信するなど、水害対策に取り組みます。

▽[K]物流機能を取り入れた新たな備蓄物資管理 1,575万円
災害用備蓄・管理・供給計画に基づき、備蓄物資を適正に管理・供給するためのシステムを構築します。

▽[レ]自動通話録音機の無償貸与 2,103万円
特殊詐欺等の被害を防ぐため、65歳以上の高齢者のいる希望世帯に5年間で2万5,000台の自動通話録音機を無償貸与します。

◆長生きするなら北区が一番
▽[K][新]いきがい活動センターの開設 2億6,055万円
健康増進センターを廃止し、「いきがい活動センター」を設置することで、高齢者の「就労」と「社会参加」につながる「いきがいづくり」を支援していきます。

▽[新]がん検診の拡充 1億665万円
新たに肺がん検診を開始するとともに、大腸がん検診を特定健診等と同時に受診できるようにし、受診しやすい環境を整備します。

▽[新]障害者支援の充実に向けて 204万円
令和2年4月1日施行の「東京都北区手話言語の確立及び障害の特性に応じた意思疎通の支援に関する条例」の普及啓発に取り組むほか、災害時などにも使用可能なコミュニケーション支援ボードを作成します。

◆子育てするなら北区が一番
▽[新]妊娠期から子育て期の切れ目のない支援 5,295万円
産後デイケア事業の対象施設数等の拡大と自己負担の引下げをはじめ、乳幼児を対象としたショートステイ事業の開始や産前産後の母親をサポートする専門支援員による家事・育児支援の導入など、支援の充実を図ります。

▽[K][新]学校給食費保護者負担軽減策の実施 1億2,327万円
区立小中学校の給食費について、令和2年10月分から、第2子には半額、第3子以降には全額を補助し、保護者負担の軽減を図ります。

▽[K][レ]教育支援環境の充実 1億4,795万円
英語検定料の全額補助の対象を中学1・2年生まで拡充するほか、学力フォローアップ教室を全校で実施するなど、確かな学力の育成や外国語教育の充実を図るとともに、教育環境を整備します。

▽[K]新たに取り組む学校施設の長寿命化 37億7,347万円
小・中学校長寿命化計画に基づき、建物の機能や性能を現在の学校に求められる水準まで引き上げるリノベーション(長寿命化改修)に新たに取り組むとともに、引き続き、小中学校の改築を計画的に推進します。

▽児童相談所等複合施設の開設に向けて 2,618万円
令和7年度の児童相談所等複合施設の一部開設に向けて、基本計画の策定や基本設計の実施に向けた準備を進めます。

◆本格化するまちづくりの一層の推進
▽十条駅周辺のまちづくりの推進 13億2,095万円
十条駅西口地区市街地再開発事業では、令和6年度の再開発ビル竣工をめざし、既存建物の除却及び再開発ビル等の工事に着手する再開発組合を支援します。また、連続立体交差事業では、鉄道付属街路(側道)の用地取得に着手します。

◆水・みどり・公園 新たな魅力とうるおいの創出
▽[K][新]飛鳥山公園のさらなる魅力向上 1億8,178万円
老朽化した木柵や飛鳥舞台等の木製施設を中心に全面的な改修を実施するほか、園内の旧渋沢庭園の改良として、渋沢栄一翁の銅像へと続く園路等を整備します。

◆文化・芸術・産業・観光 北区らしさの創造
▽[K][新]大河ドラマ館設置に向けた取組み 4億3,505万円
渋沢栄一翁を主人公とする大河ドラマの放映決定を契機として、大河ドラマ館を活用した地域振興の本格的な取組みを開始するため、飛鳥山博物館の一角に、23区初となる大河ドラマ館を設置します。

▽[K][新]東京北区渋沢栄一プロジェクトの推進 3,382万円
渋沢栄一翁の功績や渋沢翁を核とした北区の魅力を広く発信することで、北区の知名度向上とイメージアップを図ります。

▽[新]北とぴあの大規模改修に向けて 706万円
令和7年度から8年度にかけて実施する北とぴあの大規模改修工事に向けて、基本計画の策定に着手します。

◆多様性の尊重 だれもがいきいきと生活できる基盤の確立
▽[新]多文化共生・国際化社会へ向けての取組み 1,937万円
多言語・多文化に対応した環境づくりをめざし、保育園等に翻訳端末等を導入するほか、多言語対応のごみ分別アプリを導入し、ごみの分別や収集日等の情報を分かりやすく提供します。

◆その他
▽[新]AI等先端技術を活用した取組み 1,723万円
23区では先駆的な取組みとして、RPA(パソコンによる定型作業を自動化するソフトウエア)システムを介護保険業務へ導入するなど、先端技術を活用し、区民サービスの向上を図ります。

▽応援サポーター基金の活用 400万円
北区応援サポーター寄附制度における寄附金を原資とした北区応援サポーター基金を活用し、渋沢栄一翁の副読本の作成などを行います。

令和2年度当初予算の概要については「令和2年度当初予算の概要」の記事でお知らせします。

問合せ:財政課
【電話】3908-1105

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