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北区の誇る登録有形文化財

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東京都北区

◆滝野川稲荷湯
「稲荷湯」のある滝野川は戦火からも奇跡的に逃れ、今でも戦前からの面影や情緒を残す地域と言われています。「稲荷湯」は大正時代から現地で営業を続ける銭湯です。近所に建っていた長屋を曳家(ひきや)し、その後、昭和5年に現在の浴場と主屋を新築しました。長屋は従業員の住居として使われたようです。銭湯正面は入母屋(いりもや)造りの玄関部を構えていて、破風(はふ)が3段に連なる意匠が目を引きます。戦前の東京における銭湯の様相をよく伝える点が評価され、「浴場・主屋」「長屋」の2棟が令和元年12月5日登録有形文化財に登録されました。

◆旧赤羽台団地
赤羽駅の西側にある旧日本住宅公団による住宅団地で、東京23区初の1000戸を超える大規模開発により整備されました。入居は昭和37年から始まり、今回登録された4棟の住棟も昭和37年に建設されています。42号棟から44号棟はスターハウスと呼ばれるY字形の平面形状をなしています。団地南側の崖線に沿って配置され、平板状の板状住棟が並ぶ団地の景観に変化を与えていました。41号棟は板状住棟でスターハウス住棟の隣に建てられています。いずれも、旧日本住宅公団の初期の様相をよく伝える住棟として、41号棟~44号棟の4棟が令和元年12月5日に登録有形文化財に登録されました。

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